Child Doctor

私も応援させていただいている「チャイルドドクター」の記事を、

今日偶然雑誌で見かけたので、ぜひご紹介させてください。

 

自分自身に与えられた環境や才能、経験は世の中のために使うように

それぞれに与えられているのだと改めて思います。

 

そしてその与えられたものや時間、そこで得たお金の使い方にこそ、

人物の素晴らしさや品格が表れるように思えてなりません。

 

http://www.child-doctor.org/childdoctor.htm

 

「忘れないでください。年をとったら自分にふたつの手があるということを。

 ひとつは自分を助ける手。そして、もう一つは他人を助ける手」

 オードリーヘップバーン

The Boy in the Striped Pyjamas

欧米でベストセラーとなった同名の小説「縞模様のパジャマの少年」の映画化。「ブラス!」で有名なマークハーマン監督がホロコーストをテーマに他作品とは異なるアプローチで美しい映像と共に描き、たくさんの賞を受賞した作品です。

 

第二次世界大戦下という背景ながら、この映画には暴力や銃撃戦などの生々しいシーンはありません。しかしながら視覚的ではなく感覚的に届けられるメッセージと怒涛の勢いで流れる救いようのないエンディングは心の中に言葉にならない何かを残します。

 

この映画はナチやホロコーストの真実や残酷さというより、人間の根底にある無意識を描くことにより、その罪深さと問題の根本を投げかけています。

 

主人公はとても無邪気な8歳の少年ですが、目前に広がる数々の現実を常に楽観的に捉える彼の姿は無知であることの代償を問いかけます。強制収容所の所長である少年の父は話が進むにつれ変わっていく形相から、たとえナチの将校であっても何かしら心に疑問を抱えながら現実との矛盾に苦しんでいたのではないかと思わせます。

そして、収容所の目的を知り夫を非難するにも関らず、何も行動を起こせないまま精神を患ってしまう少年の母。父の部下に恋心を抱き次第にナチに染まっていく少年の姉。隣国へ亡命した父の存在を隠し、その後ろめたさから使用人であるユダヤ人を執拗に攻撃する父の部下。普通の人間が普通にもってしまうような彼らの心理は、人の心に存在する影を映し出しているように感じます。

 

そうした現代の私たちも持ちうる感情や心理を描くことにより、この作品はナチズムに問題があるという角度からではなく、無知であること、何が正しいかがわかっていながらも行動に表せない矛盾や後ろめたさといったもっと本質的なものに真の問題となるものが潜んでいるのではないかと訴えているような気がします。

 

そしてそれが私たちにも理解できる感情であればあるほど、もしかしたらホロコーストは形を変えて現代の私たちの周りでも世界のどこかでも今現実に起こっているのかもしれないし、また同様のことが起こりうるのかもしれないと示唆しているようにも感じます。

 

きっとホロコーストは、ある限られた場所の限られた時代、限られた人種に起こった歴史の一片なのではなく、今なお続く無知からくる偏見や人種差別、人間が持つ心の闇がいつの時代でも最も人を傷つけるものであり悲劇の根本なのだと思います。

 

You must be the change you wish to see in the world.

「あなたが望む世界に、あなた自身がなりなさい」

 マハトマ ガンジー

Mother Teresa

「もし世界が100人の村だったら」を読みながら

ずっと頭の中を巡っていた素敵なフレーズがあります。

 

その言葉を初めて知ったのはウエストハリウッドのカフェでした。

友人たちと出かけた週末のブランチでマザーテレサの話題になったとき、友人の一人がいつも心に留めておきたいからとボロボロのメモをバックの中から出してくれました。そのメモに書かれていた心を打つ言葉たち…

 

1997年マザーテレサがこの世を去った後、彼女が最後まで暮らしたインドにある「カルカッタの孤児院の家」を世界中のジャーナリストが訪れました。その家の壁に書かれていた言葉。

 

「人は不合理で、わからずやで、わがままな存在です。

   それでも人を愛しなさい」

 

この素晴らしいフレーズは、1968年当時19歳でハーバード大学の学生だった一人の青年が、地域の高校の生徒会リーダーたちのために、リーダーとして人として必要だと思われる事がらをまとめた小冊子「リーダーシップの逆説10カ条」の中に記した一節です。

 

その後、30年の時を経て口伝てや写しやインターネットを通して、本人の知らない間にゆっくりと広まり、世界中で愛されるフレーズとなっていったそうです。

そしてマザーテレサのカルカッタの家で発見されたこの言葉たちは一気に注目を集め、ケントMキース博士の著書「それでもなお、人を愛しなさい - 人生の意味をみつけるための逆説の10カ条」として出版されています。

 

 

逆説の10か条

 
1. 人は不合理で、わからず屋で、わがままな存在です。
  それでもなお、人を愛しなさい。

 
2. 何か良いことをすれば、隠された利己的な動機があるはずだと

    人に責められるでしょ う。
  それでもなお、良いことをしなさい。

 

3. 成功すれば、嘘の友だちと本物の敵を得ることになります。
  それでもなお、成功しなさい。

 
4. 今日の善行は明日になれば忘れられてしまうかもしれません。
  それでもなお、良いことをしなさい。

 

5. 正直で素直でいることは、あなたを無防備にするでしょう。
  それでもなお、正直で素直なあなたでいなさい。

 

6. 大きな考えを持つ大きな人物は、小さな考えを持つ小さな人物に

    足を引っ張られるでしょう。
  それでも大きく考えなさい。

 

7. 人は弱者に同情はしますが、勝者の後にしかついていかないものです。
  それでもなお、弱者のために戦いなさい。

 

8. 何年もかけて築いたものが一夜にして崩れ去るかもしれません。
  それでもなお、築きあげなさい。

 

9. 本当に助けが必要な人を助けても、その人は手のひらを返すように

    あなたを攻撃するかもしれません。
  それでも人を助けなさい。

 
10. 世界のために最善を尽くしたとしても、まだ足りないとひどい仕打ちを

     受けるかもしれません。
   それでもなお、世界のために最善を尽くしなさい。

 

 

この言葉を初めて知ったとき、この素晴らしい10のフレーズに感動しながらも、巡りめぐって伝わったこの言葉に、彼女が心を動かされ、壁に書いたということに深く心を揺さぶられました。

 

つねに慈愛に満ちた心で平和的でいることによって多くを成し遂げたマザーテレサであっても、悩んで夜眠れなかったり、傷ついて涙を流したり、つねに好意的でない世の中に耐えたり、そしてこの言葉たちに励まされたりしていた、人間マザーテレサを垣間見たような気がしました。

そう思うと彼女の生き方が、さらに美しく愛しく思えて、憧れや尊敬を抱かずにはいられません。

 

この素敵な言葉たちは、運命を恨んでしまいたくなるほど辛いときも、どんなに理不尽なことにあったときも、傷ついて立ち止まってしまったときも、また自分を信じて凛と顔を上げ、また一歩を踏み出せるように背中を押してくれる、そんな言葉のような気がします。

 

マザーテレサ、その気高い人生に最高の祝福を…

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