渡米の際、私が他のどこの都市でもなく迷わずLAに決めた理由。
それは小さい頃から愛してやまない海と太陽とハリウッドがあったから…
Los Angeles (天使の街)という名前のとおり、キラキラとした太陽が毎日降り注ぐその街は、みんなの心までも幸せに輝かせてくれるようです。
LAの生活では、みんな本当によくビーチへ夕日を見に行きます。
思わず心の声を口にしてしまいそうなその時間は、恋人や友人たちとの間の空気をより心地いいものにしてくれました。
何もかも紅く染めてしまいそうなほど大きく美しい太陽は、この地球上で今日一日に起こった素敵なことも、あまり良くないことや良くない感情までも全て包み込んできれいにし、澄んだ美しい闇を連れてきてくれるようでした。
カリフォルニアに到着したその日、ビーチに夕日を見に連れて行ってもらった私は、海の向こうに沈む太陽を見ながら、初めて自分の人生を生きることを許されたような気がしていました。
いくつもの障害がありながらも諦めることなく辿り着いたこの土地に、今自分自身が存在することが嬉しくもあり夢のようでもあり、何か大きな流れが自分の人生を動かしているような不思議な感覚もありました。
もがきながらも少しずつ歩み続けるその節々で、とても大きなものに包まれるような安堵感にも似た風を感じることがあります。自分自身が解放されるようなその感覚は、歩み続ける過程で生まれる不安や孤独に押しつぶされないように、私たちを守ってくれる神様からのプレゼントのような気がします。
だからこそ人は夕日を前に、自分が歩んできた道とこの先に続く道を 思うのかもしれません。そしてその美しい自然は、一人ではないのだと私たちを優しく包み込みながら、歩むべき道を照らすためにまた朝日となってやってくるのだと思います。
Your life is an occasion. Rise to it.(人生はチャンスだ。生かしなさい)
映画「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」より